こころびより
サイトキャラが日替わりで登場。 過去話や未来話・裏話などが書かれていたりします。 たまに小咄も?
2004
October 12
October 12
今日は私が住んでいる町でお祭りがありました。長岐祭と呼ばれるこの秋のお祭りは、四條の歴史と同じだけの古さがあります。四條の家がこの町にやってきた時に始められたお祭りだからです。
昔は巫女さんが舞を奉納したり、山車が町を練り歩いたりしたそうなのですが、今では形ばかりのものになってしまって、神社でひっそりと四條の家と神主さんとが立ち会って簡単に儀式をするくらいのものになってしまいました。
町の人たちは、このお祭りがどんなものなのかよく知らないようです。ただ、神社の門前通りにはずらりと出店が並ぶので、そればかりが目立っているようです。
でも、私だって子供の頃はよくお祭りのことを理解していなかったから、出店のほうが重要でした。今では、このお祭りの本質を理解していますけれども。
でも、やっぱり出店というのはワクワクするものですね。
儀式に立ち会ったあとは、京夜様と出店を見て歩きました。美味しそうな匂いが鼻をくすぐるのですが、「あんなものは食べるんじゃない」と京夜様にきつく窘められてしまったので我慢です。
それなら何でここを歩いているんだろう? とちょっぴり思いました。あっ、このことは京夜様には内緒です。
そうそう、出店を歩いている時に遠間君と会いました。クラスのお友達とご一緒のようでした。
手は焼きトウモロコシとイカ焼きとで塞がっていました。すごく楽しそうにしていました。心から楽しんでいるんだなぁって、私まで何だか楽しい気分になりました。………おかしいですね? 見ただけでそんな気分になるなんて。
でも、普段から遠間君はそんな人です。少しお話をするだけでも楽しいのです。京夜様とは出来ないお話もしたりします。
ええと、お祭りのことでした。
遠間君が「食べる?」とトウモロコシを差し出してくれましたが、京夜様から窘められていた後だったので、丁寧に断りました。すごくすごく心惹かれたのですけれど。
その場ではあんまりお話も出来ずに別れました。
一通り出店を見て回ってから家に帰ってきました。京夜様は疲れたと言って、すぐさまご自分のお部屋に籠もってしまわれたので、私も自室へと帰りました。
お祭りは明日まであります。
焼きトウモロコシ、美味しそうでした。
………こっそり買いに行って食べたら駄目でしょうか。京夜様に見つからなければ平気じゃないでしょうか。
こっそり抜け出すことは得意です。鍛えられていますから。
昔は巫女さんが舞を奉納したり、山車が町を練り歩いたりしたそうなのですが、今では形ばかりのものになってしまって、神社でひっそりと四條の家と神主さんとが立ち会って簡単に儀式をするくらいのものになってしまいました。
町の人たちは、このお祭りがどんなものなのかよく知らないようです。ただ、神社の門前通りにはずらりと出店が並ぶので、そればかりが目立っているようです。
でも、私だって子供の頃はよくお祭りのことを理解していなかったから、出店のほうが重要でした。今では、このお祭りの本質を理解していますけれども。
でも、やっぱり出店というのはワクワクするものですね。
儀式に立ち会ったあとは、京夜様と出店を見て歩きました。美味しそうな匂いが鼻をくすぐるのですが、「あんなものは食べるんじゃない」と京夜様にきつく窘められてしまったので我慢です。
それなら何でここを歩いているんだろう? とちょっぴり思いました。あっ、このことは京夜様には内緒です。
そうそう、出店を歩いている時に遠間君と会いました。クラスのお友達とご一緒のようでした。
手は焼きトウモロコシとイカ焼きとで塞がっていました。すごく楽しそうにしていました。心から楽しんでいるんだなぁって、私まで何だか楽しい気分になりました。………おかしいですね? 見ただけでそんな気分になるなんて。
でも、普段から遠間君はそんな人です。少しお話をするだけでも楽しいのです。京夜様とは出来ないお話もしたりします。
ええと、お祭りのことでした。
遠間君が「食べる?」とトウモロコシを差し出してくれましたが、京夜様から窘められていた後だったので、丁寧に断りました。すごくすごく心惹かれたのですけれど。
その場ではあんまりお話も出来ずに別れました。
一通り出店を見て回ってから家に帰ってきました。京夜様は疲れたと言って、すぐさまご自分のお部屋に籠もってしまわれたので、私も自室へと帰りました。
お祭りは明日まであります。
焼きトウモロコシ、美味しそうでした。
………こっそり買いに行って食べたら駄目でしょうか。京夜様に見つからなければ平気じゃないでしょうか。
こっそり抜け出すことは得意です。鍛えられていますから。
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