こころびより
サイトキャラが日替わりで登場。 過去話や未来話・裏話などが書かれていたりします。 たまに小咄も?
2020
October 06
October 06
成人式当日。
特別な装いをするその日、式典に出席する前にどうしても逢いたいと約束をしていて本当に良かった。
今日逢えなかったら、すごくすごく後悔するところだった。
待ち合わせの場所に時間より前に着いて、勇也を待ち受けるつもりだったのに、勇也のほうが先に来ていた。
慌てて駆け寄ろうとしたけど、その立ち姿が眩しすぎて立ち止まってしまう。
スーツ姿………スーツ!!!
格好良すぎる~~~(≧∇≦*)//
ヤバイ、やばすぎる!
その上に、トレンチコートとか!!
似合わないわけがないんだけど!
大体、何を着たって似合うんだけど!!
スーツってすごい………。
約束の時間まではまだ10分ちょっと。
寒いからだと思うけど、コートのポケットに入れていた手を出して、腕時計で時間を確かめる仕草がまた………!
やだもう、ずっと見ていられる!!
けど、待たせるのも申し訳ない。
「勇也!」
名前を呼んで、一気に駆け寄った。
気付いた勇也が、笑顔で迎えてくれる。あああホントに眩しい………。
「おはよう」
いつもの挨拶なのに、なんで今日は特別に聞こえるんだろう。スーツマジック?
「なんだか、顔が赤いけど大丈夫? 熱とか………」
「大丈夫! 勇也が格好良すぎて興奮してるだけだから!」
「え………あ、そうなの?」
戸惑った笑みを浮かべているけど、それでも嬉しそうなのがわかる。
「もっとよく見せて!」
前に回り込んだのち、少し距離を取って真正面から勇也の姿を捉える。
黒地にそっとストライプが入ったトレンチコートの下は、ネイビーのスリーピーススーツ。
よく見ると、大きめのチェック柄が入っている。
ネクタイは無地のエンジで、同じ色のポケットチーフがいいアクセント。
ストレートチップの黒い革靴も似合っている。
とてもとても、勇也らしい。
「あんまりまじまじと見られるのは恥ずかしいんだけど………」
本気で居心地が悪そうだ。
だけど、まじまじと見ないで居られるわけがないじゃない。
かっこいいんだもん!!!
「もっと見てたい」
「ごめん、ホントもう無理………そろそろ行こう。じっとしてるのも寒いし」
興奮のあまりすっかり忘れていたが、今朝の最低気温は5℃だったし、日が射しているといって今は真冬なのだ。
ずっと立ちっぱなしだった勇也は冷え切っているに違いなかった。
「あ、ごめんね! じゃあ、早めのランチに行こう」
パタパタと傍に寄って、その手を取ったら指先が冷たかった。
ほんっとうに申し訳ない………。
いつもは私のほうが冷たいのにね。
指を絡めると、その手は勇也のトレンチコートのポケットに誘われる。
冷えた指先が熱を取り戻すじんじんとした心地良さを感じながら、予定していたランチの店へ向かう。
その間に、何度も勇也の横顔を見上げては、にまにまと口元を緩ませながら。
特別な装いをするその日、式典に出席する前にどうしても逢いたいと約束をしていて本当に良かった。
今日逢えなかったら、すごくすごく後悔するところだった。
待ち合わせの場所に時間より前に着いて、勇也を待ち受けるつもりだったのに、勇也のほうが先に来ていた。
慌てて駆け寄ろうとしたけど、その立ち姿が眩しすぎて立ち止まってしまう。
スーツ姿………スーツ!!!
格好良すぎる~~~(≧∇≦*)//
ヤバイ、やばすぎる!
その上に、トレンチコートとか!!
似合わないわけがないんだけど!
大体、何を着たって似合うんだけど!!
スーツってすごい………。
約束の時間まではまだ10分ちょっと。
寒いからだと思うけど、コートのポケットに入れていた手を出して、腕時計で時間を確かめる仕草がまた………!
やだもう、ずっと見ていられる!!
けど、待たせるのも申し訳ない。
「勇也!」
名前を呼んで、一気に駆け寄った。
気付いた勇也が、笑顔で迎えてくれる。あああホントに眩しい………。
「おはよう」
いつもの挨拶なのに、なんで今日は特別に聞こえるんだろう。スーツマジック?
「なんだか、顔が赤いけど大丈夫? 熱とか………」
「大丈夫! 勇也が格好良すぎて興奮してるだけだから!」
「え………あ、そうなの?」
戸惑った笑みを浮かべているけど、それでも嬉しそうなのがわかる。
「もっとよく見せて!」
前に回り込んだのち、少し距離を取って真正面から勇也の姿を捉える。
黒地にそっとストライプが入ったトレンチコートの下は、ネイビーのスリーピーススーツ。
よく見ると、大きめのチェック柄が入っている。
ネクタイは無地のエンジで、同じ色のポケットチーフがいいアクセント。
ストレートチップの黒い革靴も似合っている。
とてもとても、勇也らしい。
「あんまりまじまじと見られるのは恥ずかしいんだけど………」
本気で居心地が悪そうだ。
だけど、まじまじと見ないで居られるわけがないじゃない。
かっこいいんだもん!!!
「もっと見てたい」
「ごめん、ホントもう無理………そろそろ行こう。じっとしてるのも寒いし」
興奮のあまりすっかり忘れていたが、今朝の最低気温は5℃だったし、日が射しているといって今は真冬なのだ。
ずっと立ちっぱなしだった勇也は冷え切っているに違いなかった。
「あ、ごめんね! じゃあ、早めのランチに行こう」
パタパタと傍に寄って、その手を取ったら指先が冷たかった。
ほんっとうに申し訳ない………。
いつもは私のほうが冷たいのにね。
指を絡めると、その手は勇也のトレンチコートのポケットに誘われる。
冷えた指先が熱を取り戻すじんじんとした心地良さを感じながら、予定していたランチの店へ向かう。
その間に、何度も勇也の横顔を見上げては、にまにまと口元を緩ませながら。
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